病棟部門 Ward
本館4階
特徴
本館4階病棟は、地域包括ケア病棟です。病院の理念である「考える、看つめる、そして寄り添う」を念頭に置き、個々の患者様の思いに寄り添った看護が行えるよう、スタッフ間・他職種間での情報交換、対話を活発に持ちながら受け持ち制の充実を目指しています。スタッフは、新人から子育て世代、ベテランまで幅広く、家庭的な雰囲気で和気藹々と仕事をしています。
今年度目標
【摂食・嚥下ケアの充実】
1.コアナースを5名育成する。
2.コアナースを中心に、根拠に基づいたアセスメントと看護実践が出来る。
【退院支援への取り組み】
1.受け持ち看護師のケアカンファレンス参加回数を、一人2回以上とする。
2.退院後の生活を見据えた支援につなげることが出来る。
本館5階
特徴
本館5階病棟は、外科、整形外科、眼科の混合病棟です。手術を受けられる患者様だけでなく、化学療法や疼痛緩和などを目的とした患者様も入院されています。看護スタッフは30名。若いスタッフが多く、明るくエネルギッシュなメンバーが揃っています。医師やリハビリスタッフ、薬剤師、栄養士などの様々な職種と連携を図り、患者様にとってよりよい方向へとかかわりを持っています。また高齢の入院患者様も多く、退院後安心した生活が送れるように地域連携室と協議し、患者様、ご家族様への退院調整がおこなえるよう日々努力しています。
今年度目標
1.摂食機能アセスメントを共有し、可視化することで患者に安全な食事援助を提供する。
2.申し送りをカンファレンスに移行し、チームナーシングを確立する。
3.インシデントの共有を毎朝行う。
4.患者個々のリハビリ訓練内容を把握し、具体的な計画を1つ以上設定する。
5.ACPの知識と理解を深める。(3名以上研修会に参加する)
6.受け持ち看護師をグループ化し、個々の支援実践能力を強化する。(受け持ち患者のカンファレンスに1回以上参加する)
東館2階
特徴
東館2階病棟は、主に精神科疾患慢性期の患者様や認知症患者様を対象とした精神一般病棟です。高齢化に伴い、最近では身体的な合併症を抱えた方も多く入院してきます。総合病院であることから、身体的な疾患にも迅速に対応し、他科と連携を図り患者様にあった治療、手厚い看護を展開しています。
山々の景色を一望に見渡せる病棟で、さまざまな活動や人とのかかわりを通し、患者様が自分らしく生きるために、寄り添い、支え、援助いたします。
今年度目標
1.誤嚥性肺炎を予防し(嚥下機能維持・口腔ケアの充実で5件以内/年)、摂食嚥下・褥瘡・NST委員間で共有していく。
2.問題点を明らかにし、他職種カンファレンスで毎日対策を立てる。
3.「できるADL」や「しているADL」を見つける視点をもち、OT参加(参加率45%)をすすめる。
4.患者個人の尊厳を守り、医療従事者にふさわしい言動・行動を身に着けるため3回/年研修参加をめざす。
5.わかりやすい情報提供や退院後の生活を再構築できるような支援(介護支援連携指導2件/月)を行う。
東館3階
特徴
東館3階病棟は、精神一般病棟50床で、精神疾患や認知症患者様が多く入院されています。
急性期の患者様も受け入れています。入院当初から、医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士など多くの職種が患者様とかかわりチーム医療を提供しています。退院した後も地域でその人らしく安心して生活を送ることができるように地域とも連携を図っています。患者様の病状が回復し、退院される姿が私たちの仕事のやりがいにつながっています。
今年度目標
1.摂食・嚥下障害患者の嚥下機能の改善に取り組み、退院に繋げる。
嚥下コアナースを3名育成し、コアナースを中心に関わる。
2.患者の自己決定支援とACPの知識を深め、実践に移す。
勉強会2回以上開催する。ACP実践を開始する。
3.現在のADL、認知機能を低下させずに生活できるよう支援を行う。
毎朝のカンファレンスでADL拡大等の検討を継続する。
4.人権教育、精神科疾患の学習会を定期的に開催する。(12回/年)
5.退院前訪問 20件/年以上